あなたは6分前後の皆既が想像できますか?

来る2009年7月22日に、私たちトカラの島々でも皆既日食が起こります。

しかも、南中約1時間半前に皆既となるため、太陽高度も高く、好条件での観測地となります。例えば、我々中之島での条件は下記の通りです。

 第1接触 9:35'59"
 2接触10:53'55"
 最大触 10:56'54"
 3接触10:59'54"
 4接触12:21'37"
 最大食分1.026(南中は12:29'

これからの100年以上の間で世界で一番、“皆既日食がよく見えるところ”と言って良いでしょう。

○あなたは自分の指先が見えない経験をしたことがありますか?

ここ中之島には、太古のままの星空が残っています。自分の腕を前に伸ばすと、肘から先は闇にまぎれて見えません。日食の前後は、当然新月近くの絶好の闇夜の条件、星空観測にも最適です。昼間の皆既日食だけではなく、是非この素晴らしい星空も体験して帰って下さい。

○あなたは、天体だけで満足ですか?

中之島には星空だけでなく、たくさんの自然があふれています。どこまでも透明な海、亜熱帯植物と温帯植物の混在する丘、本土以外では屋久島に次いで日本で2番目に高い御岳(おたけ)、火山・温泉・ここにしかいない生き物たち・見渡す限りの水平線・・・・まだまだ色んなものがあなたを待っています。

ここでは、上に紹介した星空さえも、何ら特別なものではなく、それらの中のほんの一部に過ぎないのです。

  ○あなたは小説「宝島」をご存知ですか?

自然だけではない、ロマンもあふれるトカラ列島。中之島からさらに南に110km強、キャプテン・キッドの財宝伝説も残る隆起サンゴ礁の島、宝島。そして、そこはイギリスの小説「宝島」のモデルになった島でもあります。古くから各地の人々と交流してきた民俗の接点トカラ列島は、南方文化と大和文化の交差点。そして今も残る島の人々の素朴な生活。現代人が忘れてしまったものを取戻しに、我々トカラ列島においでになりませんか?