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LIVE! ECLIPSE 2005 NO.3 速報
2005年4月9日

ライブ!ユニバース、「金環・皆既(ハイブリッド)日食」中継プロジェクト
太平洋上とパナマ共に観測成功、ライブ中継は動画と静止画を交えて配信
太平洋上では金星の輝く皆既日食を撮影

http://www.live-eclipse.org/

天文現象などをネットで中継する非営利団体ライブ!ユニバース(事務局:東京都大田区、会長:尾久土正己) は、非常に珍しい現象である金環・皆既日食(通称:ハイブリッド日食)をインターネットで中継するプロジェクト「LIVE! ECLIPSE(ライブ・エクリプス)2005」を実施しました。本日の午前5時から午前8時半(日本時間)にかけて、観測場所であるパナマと太平洋上から中継しました。

中継状況は次の3つのURLから行ないました。http://www.live-eclipse.org/、日本語JPドメイン名http://日食中継.jp/、モバイル向けhttp://k.live-eclipse.org/です。インターネット中継は、Windows Media Player、Flash Video、3G携帯電話(3キャリア対応)により、動画、静止画、微速度映像(注1)を配信しました。パナマからは予定通りライブによる動画中継、太平洋上はインマルサット回線が不安定であったため、予定していたライブ中継を静止画像の中継に切り替えました。

中継当日の現地における朝の天候は、パナマ・ペノノメは晴れ、一方、太平洋上は荒れ模様であったため観測の成功が懸念されました。しかし、午前4時54分から太平洋観測隊から太陽が欠け始める第一接触の静止画像が届き始め、午前6時17分に起きた皆既日食現象については、右上に金星が輝く皆既日食の撮影に成功し、午前6時30分にはいち早く中継することができました。

ライブ中継は、太平洋上とペノノメの太陽の様子、観測風景などに加え、日本のオペレーションセンターの風景も交えた映像となりました。

中継時間中のウェブサーバの総アクセスは218万、日本語ドメインの総アクセスは41万でした。Flash Videoの総アクセス数は約49,000、Windows Mediaのアクセス総数は約87,000でした。同時アクセスのピークは、Flash Videoが7時20分頃に約3500アクセス、Windows Mediaが6時50分頃に約8600アクセスでした。Flash Videoについては日本最大規模の同時アクセスを記録しました。

パナマ観測チームの尾久土正己は今回の観測・中継について次のようにコメントしました。 「パナマ・ペノノメから金環日食を無事中継できました。現地では金環になる直前に薄雲が出たのですが、金環の場合は眩しすぎるのでちょうど天然のフィルターになって肉眼で見ることができました。特に現地の子供たちは薄雲のおかげでベイリービーズを見ることができ大変良かったのではないでしょうか。本当に美しいものでした。ペノノメでは、現地のICAの隊員の皆さん、ペノノメ市インターネットカフェの店員さんには大変お世話になりました。そのおかげで、中継をお送りすることができました。ありがとうございます。また、国内で中継を支えてくれた協力企業にも感謝を申し上げたいです。次回は今年10月にスペインで金環日食があり、皆既日食は来年3月にありますので、またライブ!ユニバースのWEBページでお会いしましょう」

太平洋上から単独で観測・中継した市川雄一は次のようにコメントしています。 「日食当日の朝を迎えました時には状況はかなり悪く、これまでの航海で一番荒れた天候でした。船内も揺れがひどいため、衛星系のテストは不可能でした。第一接触の撮影に成功したものの、その後雲が空を覆ってきてどうなることかという状況でしたが信じるものは救われます。皆既10分前くらいから空が切れ始め、皆既時にはクリアーな空に。その後は第四接触までパーフェクトでした」

ライブ!ユニバースは、今回のプロジェクトで「Flash Videoライブ配信」や「超高速ハードウェアWebサーバによる性能評価」など10種類の実験に取り組んでいます。プロジェクトマネージャ−の山本文治は次のように述べています。 「今回のライブ中継は、Windows Media Playerでナローバンド(45k)とブロードバンド(300k)、2種類の配信を用意しましたが、中継開始時の午前5時にアクセスが予想以上に殺到しました。そこで、より多くの方々に楽しんでいただくために急遽Windows Media Playerのブロードバンド(300k)の配信を中止し、ナローバンド(45k)のみとしました。その後は、思った以上にアクセスは伸びず、超高速ハードウェアWebサーバをフル稼働させるほどにはなりませんでしたので、次回への課題としたいと思います」

日本語ドメイン名によるアクセス調査実験リーダー、中山雅哉は次のようにコメントしています。 「今回の日食中継では、ライブ!ユニバースとして初めて「日本語JPドメイン名」による Web ページの提供を行い、利便性の調査を行いました。新聞などの紙面の限られた広報媒体では、URL が取り上げられなかったにも関わらず、中継時間の 05:00〜08:30 の間に約41万アクセスが記録されており、予想を大きく上回る結果でした。現在も利用者への日本語JPドメイン名の利便性は非常に高いことが実証されました」
(注1)微速度映像
静止画像をつなぎ、動画のようにみせた映像。

○「LIVE! ECLIPSE(ライブ・エクリプス)2005」について 非常に珍しい現象である金環・皆既日食(通称:ハイブリッド日食)をインターネットで中継するプロジェクト。今回の観測地点は、北アメリカと南アメリカをつなぐパナマ国内のペノノメ(北緯8度21分, 西経80度13.8分, 高度10 m)と、太平洋上(南緯0度56.2分、西経109度0分))の二地点。今回の日食は、月と太陽のみかけの大きさが、太平洋上の2点(ニュージーランド沖と中米沖)でまったく同じになるため、2点の間では皆既日食、両側では金環日食というハイブリッドな日食になるという珍しい現象になる。前回のハイブリッド日食は、1987年に起きており、次回は2013年に起こる。

【ライブ!ユニバースについて】
http://www.live-universe.org/
天文学者や天文ファン、ネットワーク技術者などが集まり、日食などの天文現象を世界各地からインターネットで中継している非営利団体。毎回、日本語と英語の2ケ国語以上のホームページを作成し、世界中の人々に天文現象をエンターテインメントイベントの一つとして提供してきました。個人のボランティアと産官学の組織による大規模ネットワークが活動活力の中心です。遠隔授業コンテンツとして学校教育や天文台などでの利用も行われてきています。活動は1997年から「ライブ!エクリプス実行委員会」ならびに「ライブ!レオニズ実行委員会」として行ってきました。2002年5月に両委員会を統合して「ライブ!ユニバース」を設立。会長は、尾久土正己(おきゅうど・まさみ)和歌山大学学生自主創造科学センター教授(前みさと天文台長)。
これまでの中継コンテンツは、http://www.live-universe.org/ja/project.html

<一般お問い合わせ> info@live-universe.org

<報道関係者のお問合せ先>
ライブ!ユニバース広報担当:石川
FAX.03-5384-7586 press@live-universe.org


≪添付資料≫

≪協力企業・団体一覧≫

[観測隊]
○太平洋観測隊
 市川雄一
○パナマ観測隊
 宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究本部
 小川博孝
 国立大学法人東京大学
 明星大学地学教室
 山本威一郎
 国立大学法人和歌山大学

[FCS 配信実験]
 株式会社アイアイジェイメディアコミュニケーションズ 
 株式会社IRIユビテック
 株式会社アゼスト
 有限会社クロスエッジ・システムズ
 日本ヒューレット・パッカード株式会社
 マクロメディア株式会社
 松下電器産業株式会社

[CRN Forum Quality WG 実験]
 株式会社アイアイジェイメディアコミュニケーションズ 
 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
 国立大学法人東京大学情報基盤センター
 有限責任中間法人CRNフォーラム
 日本ヒューレット・パッカード株式会社
 株式会社PFU
 北海道総合通信網株式会社
 松下電器産業株式会社

[日本語ドメインによるアクセス実験]
 国立大学法人東京大学情報基盤センター 
 株式会社日本レジストリサービス

[超高速ハードウェアWebサーバを用いたポータルサイト実証実験]
 株式会社IRIコミュニケーションズ 
 株式会社イーツリーズ・ジャパン

[集信ネットワーク実験]
 株式会社アイアイジェイメディアコミュニケーションズ
 株式会社KDDIネットワーク&ソリューションズ
 独立行政法人情報通信研究機構
 株式会社ハイホーブロードバンドシステムズ
 パナソニックデジタルネットワークサーブ株式会社

[配信ネットワーク実験]
 株式会社アイアイジェイメディアコミュニケーションズ
 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
 独立行政法人情報通信研究機構
 国立大学法人東京大学大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻江崎研究室
 日本デジタル・プロセシング・システムズ株式会社
 日本ヒューレット・パッカード株式会社

[Web制作実験]
 有限会社サイエンスノード

[携帯電話向け動画配信実験]
 芝野智誉

[DNSによるグローバルロードバランス実験]
 株式会社アイアイジェイメディアコミュニケーションズ 
 アクセリア株式会社
 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
 北海道総合通信網株式会社

[地域間相互接続プロジェクト(RIBB II)映像配信実験]
 株式会社石川コンピュータ・センター
 学校法人高知工科大学菊池研究室
 特定非営利活動法人中国・四国インターネット協議会
 株式会社データコア
 トナミ運輸株式会社
 富山地域IX研究会
 日本テレコム株式会社
 国立大学法人広島大学情報メディア教育研究センター
 国立大学法人北海道大学
 山梨県地域情報ネットワーク相互接続機構
 独立行政法人情報通信研究機構

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