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Q11:

私は部分食にも興味があります。
どうやって観察すれば安全ですか?

A11:

太陽は一部分だけでも大変明るいので、直接観察しようとするとまぶしくて部分食の進行を観察することはできません。望遠鏡や双眼鏡は、天体をより明るく見えるための道具ですから、 これらを直接覗いて太陽の観測をするのは論外です。確実に失明します。

部分食を観察するためには、まぶしくないようにする工夫が必要です。
これには太陽を暗くするためのフィルターを用いる方法と、太陽の投影像を観察する方法との2通りの方法があります。

フィルターを用いる方法は、蝋燭の焔に炙って煤を着け黒くしたガラス板や全面感光して現像した白黒写真フィルムを用いて光を弱めます。
ただし、この時注意しなければいけないのは目に見える光だけを弱くしたのでは駄目だということです。
太陽は目に見える光のほかに紫外線や赤外線も出しています。紫外線は日焼けの原因になる光線で化学変化や殺菌作用があります。赤外線は熱線とも呼ばれ熱エネルギーを運びます。太陽を裸眼で見つめると大変まぶしく、長く見つめると目を痛めますが、赤外線や紫外線も目を痛める原因になります。ガラスは紫外線を通しにくい性質があります。紹介した煤つきガラスや感光済み白黒フィルムを用意するのは、ちょっと手間ですが、目を痛めてしまっては元も子もありません。市販のサングラスには紫外線や赤外線を通してしまうものがあり、この場合、目が暗いと感じるために瞳が開いてしまって、弱められていない紫外線や赤外線を網膜がたっぷり浴びてしまうことになります。これでは裸眼で太陽を見つめるよりも目を痛めてしまいます。くれぐれも、そのようなものを使って太陽を直視しないように気を付けてください。

投影法はセッティングが面倒ですが、より簡単です。厚紙などに穴を開けたものを用意してください。穴の大きさは小さいほどよいでしょう。なるべく真ん丸い穴にしてください。もう1枚白い厚紙などを用意し、穴を開けた厚紙とほぼ平行に、その影になる位置に置いてください。
太陽光線が紙に垂直に当たるように随時向きを変えるのが理想的ですが、それに近い方向に固定しておいてもよいでしょう。穴からさした太陽の光が白い厚紙に写ります。通常は、丸い像しか見えませんが、部分食の際には、その欠け方に応じた像が写ります。
記録性を重視したい方は、時刻と共に適宜なぞってみてはどうでしょうか。
なお、この場合、太陽を直視した時とは上下が逆になります。上下を逆にして裏から透かしてみた形が直視した上下左右に なります。



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