Q2: |
日食とはどのように見えるものなのですか?
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A2: |
太陽の欠け方に着目すると、3種類の見え方があります(図2-1)。
太陽の一部分のみが欠けているのを部分食といいます。 太陽の全面が月に隠されてしまう欠け方を皆既食といいます。 太陽と月が重なっているのに、太陽の方が大きくて月からはみでて見えるのを金環食といいます。 毎日月の出が段々遅くなることからもわかるように、月と太陽は空を進む速度が違うので、皆既食や金環食は長く続かず、前後には部分食になります。 また、月の方向と太陽の方向が少しずれていると皆既食や金環食にならずに部分食しか見えない場合があります。 地球全体で考えたときは、どこかで皆既食が見えるものを皆既食、どこかで金環食が見えるものを金環食、皆既食に見えるところと金環食に見えるところとがあるものを金環皆既食、どこから見ても部分食にしかならないものを部分食と呼んで4つに分類する場合もあります。 部分食しか起きないのは、月が黄道面(地球が太陽を回る面)を横切るときと新月になる瞬間が少しずれていて、皆既食や金環食になるべき部分が地球からはみ出てしまったときに起きます。 金環食と皆既食とは、地球から見たときの月と太陽の大きさが微妙に変化するために起こります。 地球から見ると月も太陽もおよそ0.5度の大きさに見えます。 これは実は手を延ばした先の小指の爪で隠してしまえるほどの大きさでしかありませんが(映画、アポロ13号の冒頭シーンでも出てきます。自分でも確かめてみよう!)、それがわずかに変化するのです。 月の大きさが変わってみえるのは、月が地球を回っているのが正確な円ではなく距離が変わるためです。このために最大0.55度最小0.49度と1割も大きさが変わります。さらに地球が大きさを持っているために月直下にいる時と月から遠い場所にいる時とで、観測者と月との距離が変わることによっても多少大きさが変わって見えます。月は地球に近いため、遠近効果が太陽よりも顕著になるためです(手元の新聞は10cm寄せるだけで、ずっと大きく見えるのに、遠くの看板は10cm近寄っただけではほとんど同じ大きさに見えるでしょ)。 太陽の大きさが変わってみえるのは、地球が太陽を回っているのが正確な円でなく距離が変わるためです。このため最大0.54度、最小0.52度と4%ほど大きさが変わります。 このため、月よりも太陽の方が大きく見えるときに日食が起きると金環食に、 太陽よりも月の方が大きく見えるときに日食が起きると皆既食になります(図2-2)。 また、地上での違いによる遠近効果がきわどいほど月と太陽の大きさがほぼ同じ時に日食が起きると金環皆既食になります。 |
