今回の日食について

今世紀最初の皆既日食が2001年6月21日に起こります。 皆既日食は太陽が月に完全に隠される現象です。 皆既日食が見られるのは、南米のアルゼンチン沖から大西洋、アフリカ南部、 マダガスカルの沖合にかけての狭いエリアです。 下の地図では紫色の線で囲まれた細長いエリアがそれです。 皆既日食が見られるこれらの地域では太陽の活動期特有の大きく広がった コロナが見えることでしょう。 皆既日食が見られるアフリカ、ザンビアの首都ルサカでは、 世界時(グリニッジ標準時)で11時40分から日食が始まり、 13時09分から3分程度の皆既日食が見られます。


太陽の一部分が月に隠される部分日食は、アルゼンチン、ブラジル、 大西洋からアフリカの中部から南部、インド洋の西側までのエリアで 見られます。 上の地図では、赤い線に囲まれたエリアで部分日食が見られます。 なお、今回の日食は夏至の日にあたるので、南回帰線の上では 太陽がもっとも高く上がったときには真上に見えます。 そこから南の地域では、太陽は北側を通 ります。 このため、太陽は東側から欠け始めますが、 左側から欠け始めるように見えます。 上の地図中の赤い線の縦軸は、それぞれの場所で太陽が一番欠ける時刻を 世界時(UT)で示しています。 それぞれの場所では、現地時間が使われてい ます。 現地時間と世界時との間には時差があります。 例を挙げると、ザンビアでは2時間、マダガスカルでは3時間を、 日本では9時間を、ヨーロッパ大陸では1時間を足して下さい。 アメリカ東海岸では5時間を、西海岸では8時間を 引いて下さい。赤い線の横軸はその場所で欠ける割合の最大値を表しています。
東西の境界線について説明します。
Eclipse Ends at Sunset=日没時に日食が終わる Maximum Eclipse at Sunrise=日の出時に食が最大 Maximum Eclipse at Sunset=日没時に食が最大 Eclipse Begins at Sunris=日の出時に日食が始る Eclipse Begins at Sunset=日没時に日食が始まる


日食について 3回連載
日食についての解説を3回にわたって連載していきます。

第1回 日食とは?

(6 月 1 日)
1.日食とはなに?
2.日食は珍しい
3.今回の日食
4.日食の種類
第2回 日食で分かること
(6 月 8 日)
5.日食で分かること
6.太陽のリズム
7.コロナの形:今回のみどころ
第3回 太陽と地球の関係
(6 月 15 日)
8.太陽と地球の関係
9.用語集

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